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底地・借地について
底地・借地とは?
地主が第三者に貸して地代収入を得ている土地のことを「底地」と呼びます。「貸地」や「貸宅地」と言った方がわかりやすいかもしれません。この地主は土地に対して「底地権」を持ちます。またこの底地に建築物を建て利用している家主には、借地権という権利を持ちます。
このように1つの土地に対して複数の権利が存在するため、利用に様々な制約が生まれてしまい、地主と家主でトラブルが発生したり、土地の価格が低くなってしまいます。
資産を守る不動産活用とは?
土地などの資産は先代、先々代から引き継ぐ場合が多く、その大切に継承して来た資産を、次世代へ円満に継いで行きたいというのが多くの資産家の心情です。その資産が 様々なトラブルや問題などを抱える不良資産であれば、将来それを引き継いだ子供たちが苦労する事になります。自分の代では何とか無事過ごせても、次世代になってから、管理や修繕のクレーム、不良入居者、地震等での被害など、諸々の問題が発生することが考えられます。